院長ブログ

あれから10年

2021年3月12日

東日本大震災から10年。当時まだ伊東にはおりませんでしたが居住地でも震度5強という揺れでした。震源地に近いところと比べれば揺れも被害も少なく、まして津波の被害なども考えられる場所ではありませんでしたが、今まで経験したことのない揺れでした。なんかスポンジの上に乗っかているような感触で病院の床が波打っているよう見えました。ただ揺れが収まってから今度は交通機関のマヒやら計画停電やら、コンビニ、スーパーへ行っても食料品が不足、ガソリンもダメなどいろいろ経験したことのない事態が次から次へと起こっていました。

近い将来起こるのではといわれている南海トラフ巨大地震や、相模湾を震源とする地震。これら自然災害に対しどのように備えておかなくてはいけないのか、さらに動物病院は何をしなくてはいけないのか、自分は何ができるのか、しっかり考えておかなくてはいけないと思います。2019年の台風でも伊東市内はあちらこちらで土砂崩れ、断水、停電などの被害が出ていました。特に水と電気は病院を機能させるには不可欠です。いざという時、緊急の治療、手術、入院に対処するにはどのようにすればよいか次の災いが来る前に検討しておかなくてはと思う10年目の3.11でした。