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麻酔をかけない歯周病治療 プラズマ治療について

2024年7月13日

プラズマ治療器なるものを試験導入致しました。今年春の学会で麻酔をかけずに歯周病の治療ができるといううたい文句で展示されていた治療器でして、積水化学という積水ハウスの筆頭株主が作っている器械なので怪しいものではないだろうと思い、デモ機を借りてみました。ただこの器械、あくまでも歯周病の治療が目的で歯石除去ができるわけではありません。しかし、すでに数症例試してみましたが歯肉の炎症と臭いがかなり軽減されるようです。患部1か所につきに2分ほどプラズマを吹き付けるという治療方法なのですが、歯をおとなしく見せてくれて口に風が当たることを嫌がらない子でしたら特に痛みも違和感もないのでなかなか使える治療法ではないかと思います。プラズマ自体には特に刺激性や毒性はなく、抗炎症作用や殺菌作用があるそうなので歯周病の他に皮膚病や傷の治療、ザクロみたいに表面が割れてしまった腫瘍、床ずれなどにも今試していますが、割といい結果が出ています。一週間に1回を4週または4日連続で照射しそのあとは状態に応じて1か月に1回程度で継続して様子を見ていきます。治療にご興味のある方、治療費など知りたい方は直接病院にお問い合わせください(外耳炎治療ぐらいの金額です)。